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ときどき、どうしようもなく「あやまれ!私にあやまれ!」っていう気持ちが爆発しそうになるときがある。
その相手とはもう、この先ずっと関わることもないというのに。
どうしても許せないのは、自分の欠点や嫌なところを持っている相手だから、というのは本当その通りだと思う。

たぶん、私も誰かに同じようなことをしていて、しかもそのことをあんまり悪いと 思っていないフシがある。
いや、悪いことしたなあ、、と思ってはいるけれど、苦しくなるほどそのことを悔いて申し訳ないと思っているかというと、そうではない。
でも、その相手のことも、ごめんなさい、て気持ちも忘れたことはない。


本当は、私が先の人に向けたぐらいのものを 誰かが自分に向けてくれたことなんてないと思っているから、違うものみたいに思っている。。

仮に、私の望みどおりにあやまってくれたとしても全然うれしくないだろう。
なんなら余計に腹立つかもしれん。だから一生叶わなくていい。
こういう病気だと思ってつきあうしかない。

少しだけ似たような関係が以前にもあって、そのときは私のほうでは殆ど思い出しも しなかったのに、相手はなぜだか勝手に自分が恨まれてると思い込んでいる、と 第三者に聞かされてびっくりしたことがある。そんなことをいちいち教えてくれるご親切な人もいる。
自分が思うほど他人は何とも思ってないの典型。
ということは、件のひとのほうでは、はるか星霜の彼方の話なんやろな。
そうであればいい。

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「毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記」北原みのり

私が認識している以上に、女性とは家事をするための性なんだと再確認させられた。個人だけじゃなくて、国とか司法のレベルでそういうことに決まってるみたい。
以前ある女性が、女の一生は飯とうんこの世話で終わる(もっと上品な表現だったかも)と云っていたのを思い出した。
家事・育児・介護、ひと昔前なら農業も・・・ て、今は仕事かー。
そう考えたら、専業主婦が存在した時代なんてほんのちょっ とじゃないんかな。

木嶋被告は、何をどう考えてもサイコパスとしか思えないんだけど精神鑑定とかどうなんやろ。。その辺何にもわからんけど、責任能力はあるということなのか。


「徹底した女目線で」とか書かれてたけど、そういう偏りはないと思う。男目線が当たり前だからいわれるんだろうと。著者はどこまでも木嶋被告を理解しよう、としていて、私は、女のあれこれを痛いほど感じながらも、「うわあ、サイコパス!」って気持ちで読んでしまったので、女目線とかじゃなくて、犯罪実録もの?としての物足りなさはちょっとだけ感じてしまった。

疑わしきは罰せずのはずなのに、状況証拠だけで有罪というのも怖い。
もし男女が逆だったら、、と考えずにはいられない。

『「子供を産まない」という選択』衿野未矢

いったい男性が「ああ、俺も子供を作っておくのだった・・」とさみしい気持ちに なることなんてあるんだろうか。あるかもしれないけど、女性みたいにリミットを感じて苦悩することはほぼないだろう。本当は同じようにリミットあるのだけど。

「液が出るからいつまで経っても子供が作れると思い込んでいる」に納得。


モテたい男はメガネが最新流行型てのには笑った、ほんまその通りやでえ。流行りのメガネかけてる=モテたい、では一部の純粋なメガネ好きさんに失礼やけど。
モテたいと思うのは悪いことなんかと云われると、悪いというより底が浅くてさみしいカンジがする。

はじめ、タイトル自体にちょっと違和感があった。なんかつい「産めない人」 のこと を考えちゃうから。まあそれ言い出したら何も云えなくなるけど。

何より、著者のスタンスがむちゃくちゃ好き。
幅広い取材例からいろんなパターンを見せてくれて、そのどれにも是非を唱えず、さらに自分自身のことをさらけ出している。ひとつの手法だとしても、この人大好き!と 思ってしまった。他の本(特に十年不倫とか依存症のとか)も面白そうー。

この好き感は、自分と似たものを感じての好きじゃなくて、自分にないあこがれから来る好きっぽい。

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社会における男女のことを思うとき何が嫌って、男ってなんでこんなに無知でお気楽で 無神経の馬鹿なんやろう、もし男に生まれてたら楽だろうな、などと思ってしまうこと。社会とか慣習とか制度とかより、男性そのものに対する嫌悪感がつのるのがつらい。そういうことじゃないのに。


もし好きな男とずっと好き合ったままで、ずっと一緒に生きられるなら、飯とうんちの明け暮れでも一向に構わない。このことは男女逆でも同じじゃないの、と思うような人しか好きになれなければ良かったのに。

上野センセの人生相談で、結婚の定義を「たった1人の異性に排他的かつ独占的に自分の身体を性的に使用する権利を生涯にわたって譲渡すること」と書いてあった。上野センセは、そんなこと出来ないので一度も約束せずにきたバカ正直者(笑)らしい。私もバカ正直に生きていけそうな気がするわん。

 

世間では当たり前のように破られる契約であるにも関わらず、この制度は続いている。守れもしない不自由な制度自体がおかしい、というんだけど、こう言い切られて、かえって結婚制度おもろいやんけ、と思った。「セックスの相手をおクニに登録して契約を結ぶ」とはバカップルがかますシュールなギャグみたいだ。