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イップ・マン

イップ・マン(2010)

監督 ウィルソン・イップ

 

たしかキック・アスんときに予告みて、ちょっと面白そうやな~ぐらいに思ってて、実際ちゃんとチェックしてなかったんですが、こないだのお休みに空き時間できたのでいってきました。おもしろかったよ!!

 

ブルース・リーのお師匠さんのお話です。言うときますが、私はエセカンフー好きです。←エセは好きにかかる

血中ドラゴン濃度も低め・・・ええやんべつに。I LOVEキンポですよ。

余談ですが、ウニタユミせんせの「トリバコハウス」に出てくるキンポくん☆が超絶好きです。かこよすぎ。

 

オープニング、セピア色で【これまでのあらすじ】的な何かがババーっときたんで、え?え?展開はや!と困惑。あとで調べてみたら続編だったんすね。コレの前に「イップ・マン 序章」(日本未公開)てのがあるらしい。ぜひとも日本公開してほしいなー。日本軍ヒドイ!て話なんでしょうけど、これ観てすべてが真実だと思うやつなんていないと思うよ。いやいるのかな・・。

 

時は1950年、詠春拳の達人イップ・マンはどっかで日本軍に酷い目にあって?イギリス植民地時代の香港に妻子とともに逃げてきます。臨月の奥さんと5才くらいの男の子。まあもうとにかく貧しいのです。来る日も来る日も弟子募集フライヤーを貼ってはぼんやり。でもとっても優しいイップさん。優男に見えてもほんとはすっげー達人なんですぞ。

 

王道の手順(道場破り?のチンピラを叩きのめし参りました方式)でやと弟子ができますが、みんな貧しいのでなかなか授業料を徴収できません。マジメに生きてても貧しいの、どうするのよ、チークが濃いよイップマン。「己の道」と「生活」モンダイ・・・こりゃ万人にとって永遠のテーマですよね。控えめながらもちくちく文句は言う奥さんから「やめたら?」と言われてうなだれるイップさんにちょともえた。結局、この点については最後まで解決してない気がするんですが。。。

 

なんていうか・・日本の王道時代劇みたいなカンジ。みねうちじゃ!とかあるし、アクション楽しい!貧しくとも清く正しく美しく。詠春拳は闘わないための拳である、とか。それに対し私腹を肥やす金持ち、洪拳の師匠ホン。ビジネスですよね。夫/父としてはこっちが正解かもよ?これがキンポくんです。もうね、あの子どもが・・・・子どもちゃんが・・・イップがサっ!て抱き上げるとこ・・・あのアメちゃん・・・これだけのために観てもいいかと。

 

まあいろいろあって、実はホンさんはいいやつ、とうぜんですよ!

 

あれ、じゃあ悪役は??

 

英国人ボクサー、その名もツイスター。これが徹底的に低俗な悪。そう見えて実は・・・なんて一切なし!これが中華思想・・・?んで、中国武術、いやさ人間の誇りをかけてボクシングVS中国武術となるんですね。

 

周りがどうであろうと、どんな酷い仕打ちを受けようとも、耐え忍んで正しく生きるイップさんが、この低俗かつ強大な力にどうやって立ち向かうのか。

 

・・・・・・目には目を、歯には歯をでした。あのクライマックスにはスカっとする。是非は別として、ようやった的な感覚にはなるわねそりゃ。つうか、真に悪いやつってあの刑事やろ・・ホンさん助けられたんちゃうのか・・。

 

しかしこのエピソードってどこからどこまで事実なんやろ?まるきり創作なんかな?

ちらっとどっかで見たのによると、イップ・マンは日本軍を憎んでて、日本人の弟子はとらん!とか言ってたとか言ってないとか・・。でも弟子の李小龍が日本総ドラゴン化を成し遂げたことを思うと、それがほんとのイップ・マン流の報復だったりしたらかこいいなあ。

 

これ観て、イギリス人野蛮!最低!なんて毛ほども思いません。中国すげーなとはちょびっと思ったけど・・。