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ざくっといろいろ

「カーズ2」(2011年)

監督:ジョン・ラセター

 

前作が大好きなんで、もちろん劇場で。2Dで。吹き替えで。つうか、3Dて未だに観たことないんですが、3D登場以来、アニメの字幕って殆ど上映しなくなった気がします。今回も調べてみたものの、東京と大阪のごく一部しかやってないみたい。まあそれはともかく、むっちゃおもしろかった。大人向け娯楽大作って云ってもいいと思います。

 

相変わらずちょうかわいいし、きちがいなみの細部へのこだわり&愛情。オープニングから激しいカーアクション(これがホントのカーアクションやろ!)で始まり、今回の新キャラいっぺんにすき!となります。もちろん、おなじみのキャラも勢ぞろい。今回は前作から5年、作中もリアルタイム?に5年後という設定。マックィーン(前作の主役)が精神的に成長してて驚いた。もう走行中に舌ぺろっと出したりしないんだ・・。あれがかわいかったのに。

 

ストーリーは「北北西に進路を取れ」に着想を得た(とかなんかで見た)立派な?サスペンス要素あり。あんな・・あんなマニアックなオチないと思うわ・・。アクションと友情と落ちこぼれのルサンチマンとクルマ愛が詰まった娯楽作、でちょうかわいい。でもかわいさでは前作のがいいです。

 

「バビロンの陽光」(2010年)

監督:モハメド・アルダラジー

 

2003年、イラク北部クルド人地区。フセイン政権崩壊から3週間後。戦地に出向いたまま戻らない息子を探すため、年老いた母は12歳の孫を連れ、およそ900㎞の旅に出る。ほぼドキュメンタリー。役者も素人から抜擢したらしく、実際に家族を戦争で亡くした人らしい。ロードムービーで良くないのってないような気がするけど、これはとにかく砂漠が壮観・・・。

 

集団墓地に黒衣の女性達が立つシーンとか、こわいぐらい美しいです。佐井好子さんのうたを思い出すような砂漠。またもや自分の無知を知らされるわけですが、そういう事実を別にしても(別にしちゃいかんか)、「赦し」を考える。虐殺に関わった元兵士と少年の交流とかさあ、もう、な。(すみません、実は途中ちょっと寝ました。。)

 

「コクリコ坂から」(2011年)

監督:宮崎吾朗

 

正直あんまり興味なかった・・というか、興味はあったけど、劇場でみなくてもいいや、という。NHKのハヤオとゴロウのドキュメンタリ番組をみて、ちょっと観てみたい気持ちになった。すげーびみょうでした。ハヤオが書いたってわかってるからなのか(そうだろうな)、脚本はいいのに・・。(書いてて自分が恥ずかしくなったきた。)

 

ジブリなのになんであんな絵がきたないのだろう??ゲドのときも思ったけど、なんか能面みたいなん。原作の漫画を読んでみたらけっこう面白かった。ハヤオの企画のための~ってやつでは原作こきおろしてあるけど、原作のほうが好き。(しかしこの覚え書きを読むと、すごくいい映画が出来そうに思える。)たしかに、いかにもこの時代の少女漫画というカンジはするけど、かえって新鮮に感じたりして。

 

映画の何が気にいらないのやろう?と考えてみたのですが、とにかくテンポが悪い、不整脈みたいにすすむ。いちばん気になったのは暗転が多過ぎること。つなぎめが多過ぎて物語に入ってけないということでしょうか。感情移入も共感もできなくて、はぁ、そうですか・・というかんじでした。声優も先入観で期待してなかった通り・・。

 

こっからはうちのビエラさんが気を利かせて勝手に録画しといてくれたやつです。

 

トランスフォーマー

アニメが好きだったので、オプティマス(=コンボイ)の声がコンボイというだけですべてをゆるす!ほかのオートボット(オートモッドだと思ってたら違った・・)もだいたい一緒なのかな?なんかタイアップらしくGMづくし。車と犬と米軍が好きならOKだ。←?中古のカマロが新型になるとことか変形シーンとか、見てて気持ちいい。・・ぶつ切りに見たせいかもですが、ちょっと飽きてくるのは否めない。最後のほうは戦闘シーンもグズグズでよくわからん。

 

ダージリン急行

父の死以来、バラバラだった三兄弟が、長男の呼びかけでインド旅行に。大好き!!ずっとモクモク、スピリチュアル(?)・ロード・ムービー。だいたいこういうオッサレなやつって身構えちゃうところですが、やっぱいいもんはいいや。家族の絆・・?というか、揃ってかあちゃん離れする話なんかしら。

 

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

↑に続けてみたら、これもロードムービーかつナタリー・ポートマンが脇で出てた。恋愛モノだけど、それよりは女の子が失恋して立ち直りかつ成長、かな。これはちょっと苦手なタイプのオッサレ映画でした。まあよかったけど。ダージリンが☆5つならこっちは2つくらい。

 

「ハリウッド的殺人事件」

ハリソン・フォードジョシュ・ハートネットのバディもの(と云ったらおこられるのか?)ママ、ロス市警の老若刑事コンビのアクション・コメディ。ふたりとも副業もってたりしておもろい。ストーリーはなんかもう、「コウイウノガ好キナンデショ!」と云わんばかりの、汚職刑事だの父親の仇だの分かり易い陰謀満載。アクションも出し惜しみなし。タイトルからして全体がシャレなんかな。ジョシュ演じる実は俳優志望の刑事が「欲望という名の電車」をやるんだけど、ひどくてよかった。

 

どついたるねん

原田芳雄かっこいい!赤井英和の棒読みは仕方ない・・というか、本人やしこれでいいんかも。安達(赤井)が子どものころを語るシーンで云ってるのは西成の暴動の話なのか?・・と思ったら急に自伝が元だったことを思い出した。ラストはかっこよくないな・・。

 

失楽園

流行った当時、父親がわざわざハードカバーで買ってきたんで、原作も読んだ。なんだかなあ、と思ったけど、今の年齢になって見ても、なんだかなあ、だやっぱり。ねちこい・・文系のダメなとこを凝縮したカンジか。しゃらくせええエ・・・。ストーリーは嫌いだけど、キャストが妙にゴーカで、役所・黒木ペアは両方好きなのでがんばって見た。(あがた森魚村上淳が出てるー。)大好きな役所公司がちょっと嫌いになりそうだった・・おそるべし。